今日はある記事を目にしたところから始まった。
いつものYahoo!ニュース派の僕は、
主要ニュースを見ていた(世間での情報はテレビより断然Yahoo!ニュース)
テレビはいらない情報まで入って来るので選択して、
いらない情報は最初から入れないようにしている。
ただでさえ、頭がパッとしない僕は情報を入れすぎたら全てが薄くなってしまうからである。笑
恥ずかしいですけどね。
そんな中、気になるニュースがあった。
幼少期の頃おばあちゃんが酪農をやっていた。
肉牛と呼ばれる食肉のための家畜である。
道東でも有数の家畜農家として一世を風靡していた時もあったおばあちゃん。
おばあちゃん子だった僕は毎週おばあちゃんの家に寝泊まりして、
牛と遊んだり、配合(餌)をあげたりしていた。
簡単に説明すると
太らせて売る!
時にはビールを飲ませてげっぷをさせるという荒技や
(多分、げっぷが出なくなりガスが溜まるのだと思う)
差しを入れるために配合の調整を考えたり、
今考えるとズボラにやっていたと感じる(おばあちゃん自体適当)
小学校高学年の時に従兄弟とおばあちゃんが
東京の投資会社の一つとして、考えると税金対策の牧場を雇われで入った。
(おばあちゃんは引退していたが、従兄弟に引っ張り出された格好。知識や牛の剪定などが評判があったため)
よく手伝いに行っていた。
人工授精をして、子供をつけ、搾乳を年間通して一サイクル行うのである。
その時に、人工授精にてついた時に乳をあげる作業をする。
乾乳と呼ばれる乳を休ませる作業である。
その時にわけのわからないホルモン剤をがっちり入れていたのを覚えている。
獣医や人工授精士に憧れていたので、
全てしっかりと見ていた。
配合飼料もあまり良くないんだろうなぁ。。。
なんて幼いながら考えていた。
乳房炎といって、牛乳に混ざるのにそれを平気で出荷する農家や。
脂肪率を考えた配合飼料にしていた。
脂肪率が上がるとボーナスのようなものが貰えたり、そのために必死に配合を考えたり
あまりいい傾向ではないだろうな。
なんて子供ながらに考えていた。
今日見た記事は現実ではあり得ないことを施工し、さらにはVCも付いていた。
健康志向の今には受け入れやすいだろうとも正直思ったし。
酪農がここ数年で変わっていくだろうとも思った。
どの業界を見ても量より質!
質の時代が来ているのに乳牛だけは変わっていないのは明確にわかっていた。
買取先が農協で、価格調整も農協だからだ。
餌も農協、道具も農協、セリも農協、これだけの利権を得られるのはすごいことだと思う。
新規創業も農協、銀行も農協、ノウハウも農協。
ただ、先日ガイアの夜明けでやっていた。
釧路市阿寒町の一軒の酪農家の施作。
牛乳の自由化に動き出しているのである。
企業が買取、製造や販売まですることにより牛乳の買取価格が上がっている。
本来、寡占市場ではないはずなのに牛乳は農協に降ろす。
これは前記の通り、縛りがあるからである。
銀行、餌、道具。全て農協なのである。
牛乳を他に降ろすなんて農協の役割を一つとった形となるのである。
単純に卸価格が20%は違っていた。
これは実業家としてもそうですし、単純にビジネスの側面で見たら20%増の取引先があったらそちらに降ろすのが当たり前である。
それをするとどうなったか?
農協に直談判に行くと、
もう餌は降ろさない、工具も値上げ。
なんて子供じみているんだ。
本来のあるべき姿とは違う、競争して企業努力をしてというのが一般構造だが
全くの逆である。
組織ごとそうなんだなぁ。。。と悲しくも
農協システムを作り上げた初代の方々はその時代にインフラ(物事を整えたりする道具、手段)を全て取っていたのだ。
ビジネス的には基本的にはすごいモデル。
賛否両論がありますが、
僕は感じます。
本来の形ってなかなか難しいんだなと。
打開した方がいました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170915-00010575-jprime-peo
完全なる自然農法。
夢だけを単純に追い続けた方。
師匠とリンクした。
食の安全との市場のマッチングがあったからできたこの時代ならではのビジネスである。
そして、製造、販売を分ける。
これが全てに統一していてしっくりと来た。
製造と販売(営業)を一緒にしてしまうと馴れ合いが来てしまう。
これは師匠の教えで痛みがわかってしまう(お互いの)ために安パイではない方法。
完全に分けることにより猪突猛進が出来上がるのである。
しっかりとした製造、製品の良さをPRした販売。
どちらも両輪が回るのである。
知恵と信頼でお金はいくらでも集まる。
酪農も悪くないじゃん。
そう思ってくれる若者が出てくれたら嬉しい。
将来の夢に一つ、酪農経営が現実味を帯びて来た。瞬間だった。
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