オンリーワンブランド・ナンバーワンブランド

題名の違いについて少し考えてみたいと思っております。


・オンリーワンブランド

・ナンバーワンブランド


僕は大きく分けて世の中がこの二つに分かれていると思います。

オンリーワンはある一定の顧客をマーケットにして、ナンバーワンは大衆をマーケットにしているという点の違いがはっきりと出てくるかと思います。


極端なことを言えば、

田舎=オンリーワン

都会=ナンバーワン


これは資金力を始め、オンリーワンが高望みをしてナンバーワンを目指そうとすると非常に苦しい経営になって行くという点です。

逆にナンバーワンは大衆へ知らせてそのマーケットを取るために企業規模がある程度必要になると思います。


オンリーワンブランドの壁はナンバーワンブランドのように戦略を立ててしまうことだと思います。

市場規模やどの程度まで大きくするのか?など様々な懸念点があるかと思いますが、僕がみてきたオンリーワンからナンバーワンへの変化で起こったことを考えたいと思います。


田舎にあった小さなパン屋さんが地域住民を始め、ある一定の顧客がいました。

事業性(お金)を考えて展開を大きくしたのです。


僕は友達ではありましたが、猪突猛進な性格も知っていたのでなるほどー!と思っておりましたが、市場メイキングを始め、売れすぎるという懸念点がありました。

味は美味しいし、雰囲気やテイストも完璧なお店でしたが。

世に出てしまった(広告費をなけなしで出した)ことで、お店はもちろん繁盛していた。

が、顧客が離れてしまったという事。


この中で一番大事なのは顧客(定期収入源)をないがしろにした。

この点で一般客が多く訪れるようになってしまい対応ができない、いつもの優しい接客がなくなった。

原価率を絞るようになった(資金不足・回転資金がない)

これにより二重ショックのように顧客が離れていた。


この点で考えたら選択肢は二つあったと思う。

・資本投入をする(工場を新しく、人員を増やす)など

・OEM工場化(どこかとくっつき、製造に集中)など


大きくすると、牛乳事件を思い出して欲しい。

カスタマーが適当な対応をしたばかりに大資本の会社が潰れることになった。

100人に売ったならば、2人からはクレームが起きても対応となるがそれが10000人となると相当な労力が取られる。

この違いや整備。環境整備を怠ると一気に爪の垢が露骨に出てしまう。



解決としては、この二点がパッと頭に浮かぶ。

オンリーワンの市場で戦ってきた人にとってオンリーワンを目指すのは非常に危険な勝負だということを改めて認知できた事柄だったが。


一瞬の動きだけでこれだけ流行を生めるものだとも改めて感じた。

自分がどの立ち位置でいるのがマストなのかを考える機会にもなったので、改めてマーケット、その先のゴールを明確にという思いは強くなりました。


実体験で色々と学べている環境は面白い。

北海道ならではのオンリーワンマーケットが多いからこその事で、大手と戦うのではないマーケティング術を見られて楽しいと感じる。

東川町の片隅で

北海道東川町の片隅で… システム開発、プロモーション、電力事業でのタイアップなど 様々な取り組みをしている若手。 夢の30歳代に一歩足を踏み入れた若者です。

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